カテゴリー別アーカイブ: 本の紹介

負けてたまるか

青色発光ダイオードの商品化に成功した中村修二氏の本。小さな田舎のメーカの開発部門でどのようにして発明を成し遂げたのかが書かれている。研究開発一筋で、我が道を行く著者の姿は一般的な会社員と比較すると変人のようである。ここまでぶっとんでないと世紀の発明などできないのだろう。

京大卒の後輩が自分より早く出世したことにより生じた反抗心が青色発光ダイオードの研究に突き進ませるきっかけになったのは意外であった。京大を出ているだけでチヤホヤする会社はおかしいと思ったのだとか。このあたりメンタリティはそこらへん処遇に不満のある会社員とあまり変わらない

また、会社のルールを破って青色発光ダイオードに関する特許を勝手に取得したり結構無茶している。

管理職として書類にハンコをつくような仕事は会わなかったみたいだし、元々会社員無期じゃないんだろうなこの人は。

悪の会計学

中小企業向けの節税方法を伝授してくれる本。
僕のような素人は会社は利益を上げる事を目標に活動しているものと思っているものだが、
実はどれだけ利益を出しても税金で大部分を持って行かれるのであまり賢いとはいえないそうだ。

たしかに利益を税金でもっていかれても会社へのメリットはほぼない。
みすみす税金をおさめるぐらいなら利益を経営者や社員に振り分けた方が会社の存続には有利に働くだろう、
その方策がいろいろと国税調査官の立場から書かれておりためになる。

僕も不動産投資をやっていた関係で確定申告はやったことがある、
申告内容に不備があって国税から問いつめられたらどうしようという一抹の不安があったものだ。
しかし、それは杞憂だということがわかった。
国税がターゲットにしているのは一発当てて急にもうかりだした企業だという。
そういう企業ほどもうけをどう扱えばよいのかがわからず、ずさんな節税対策をしてしまいがちなのだという。
その結果、申告漏れを発見できる可能性が高く国税からすると格好の獲物なんだとか。

そりゃもうかっていない会社を問いつめても無い袖はふれないわな。
いまだかつて儲かったことが無い僕は国税とは無縁だと思いちょっと安心。

具体的な節税対策としては役員報酬を高くすることで利益を減らしたり、利益を年度末賞与で社員に配布したり、
福利厚生費の名目で社員に配布したり、なるほどなという感じ。

自分自身会社を経営するわけではないのだが、国税の裏側を暴露してくれてネタとしてはおもしろいと思った。